金沢区剣道連盟の沿革  平成14年県連50周年記念誌より
 
創立年月日 昭和29年10月
登録会員数232名平成14年10月現在
加盟団体 釜利谷剣友会40名、並木剣友会114名、金沢書察署少年剣道推進会63名
      高野道場150名、田嶋道場7名(現鎌倉剣道連盟所属)      
学校(部活)中学校(9校)192名、高等学校(7校)103名、大学校(2校)50名
 
当剣道連盟は、区内に初めて剣道の稽古場として、昭和27年11月に高野道場が発足して
から3年後の昭和29年10月に、座間惣蔵(元警察署長)が初代会長として金沢区剣道連盟
が発足しました。昭和55年1月より、三代会長として、高野道場館長 高野武(当時範士八
段)、副会長に水戸部清(当時教士八段)、有馬宗明(当時教士八段)、理事長兼事務局長に高野富基(教士七段)が選任されました。
会長の人徳と熱心な指導の下で、剣道人口が徐々に増加し、また、道場や剣友会の発足も
伴い、ますます区内の剣道も盛んになり、当剣道連盟の代表チームも県大会等で健勝等の
優秀な成績を収めています。  
当剣道連盟三代会長の高野武は、神奈川県剣道連盟の理事長・副会長・会長を歴任され、
また、全日本剣道連盟審議員の要職にも就かれ、ますます多忙となりました。よって平成9
年4月1日に高野富基が四代会長に選任され、副会長 道下澄雄(現金択区剣道連盟会長)、
理事長 高野 栄、副理事長 天野和彦らのスタッフで現在に至っております。  
当剣道連盟の育ての親でもあり、数多くの剣道人を育て上げました高野武は、平成8年5
月に剣道の最高段位九段を授与され、ますます円熟期に去されましたが、平成13年1月14
日満80歳で逝去されました。当剣道連盟に多大に寄与されました故高野 武の教えであり
ます「剣心」という青葉の意に反しないよう、当剣道連盟もますます剣道発展のために精
励していきたいものです。当連盟の剣道人口は、相当な人数が重複するところもあります
が、高野連場(館長 高野 富基)少 年100名・一般50名の計150名、釜利谷剣友会(会長
池田 馨)少年33名・一般7名の計40名、並木剣友会(会長 道下澄雄)少年55名・一般59
名の計114名、田嶋道場(館長 田嶋邦生)一般のみ7名、金沢警察署少年剣道推進会(会長
野本孝治)少年60名・一般3名の計63名の5団体、また、その他に各学校の部活動として、
中学校9枚192名、高等学校7枚103名、大学校2枚50名がそれぞれの各道場や学校で、
幼稚園の年少者から学生、高齢者まで指導者の下で剣道修行に励んでおります。また、道
場や剣友会と学校とを掛けちで稽古をされている剣士も相当数おります。  
現在、当連盟の事業と致しましては、区役所・区体育協会の主催で、当連盟主管の区民剣
道大会が毎年10月に行われ、昨年も県立富岡高等学校において少年から一般まで区内在住
・在勤・在学の試合参加者370余名が集い、盛大に行われました。級審査は、春・秋の年
2回、市立並木第三小学校において行っており、また、一般を対象とした剣道伝達詐習
会及び小学生を対象とした少年合同稽古会を市立並木第三小学校においてそれぞれ年1回ず
つ行っております。  
 近年は県内の厳しい大会予選を勝ち抜き、当連盟から県代表選手として、高野力(会社
員)、加藤 公一(教員)、澤田 義子(主婦)らが、都道府県大会、日光大会、関東七県大会、
家庭婦人大会等の全国大会にそれぞれ出場し、活躍をされています。
  学校数育の中では、情熱あふれる苦い指導者が生徒達に良好な指導ぶりを発揮し、昨年
高等学校では、私立横浜高等学校(男子)がインターハイに県代表として出場しました。
また、中学校では、市立金沢中学校が、男女とも県代表として関東大会に出場するなど活
躍が目覚ましく、今後ますま指導者が、今後多数輩出してきてほしいものです。少子化
の中、剣道の後継者がますます少なくなってきていますが、剣道の理念に基づき、剣道を
通じて、社会に寄与せんと当金沢区剣道連盟もさらに精進していきたいものです。